マツオの音にあふれる日々

音楽にあふれる日々を記します

FAYRAY/寝ても醒めても


寝ても醒めても

寝ても醒めても


だんだんと、秋が近づいてきましたね。
RSRも終わり、秋も来るとなると、聴く音楽の傾向もまた変化してくるものです。
だんだんと、おとなしいものや洋楽なんかが聴きたくなってくるのです。
最近、また聴きだしているのがFAYRAYの新作、「寝ても醒めても」です。


FAYRAYがものすごく初期の頃は、いわゆる、JPOPなるものを歌っていたと思いますが、はっきりいって、今はまったく異なります。
セルフプロデュースを始めてから、着々と実力をつけ、今や、日本を代表してもいいというくらい、歌唱力、表現力、作詞作曲能力ともに高レベルの歌い手になりました。
今作は、フリーフォークという部類に分類されると何かでみたのですが、そこのところはよくわかりません。
ただ単に、癒されるとかそういう単純なレベルじゃないと思います。
歌う事、作る事、表現する事すべてを愛していて、それを最大限、FAYRAYの持っている力で表現している、そう私は捉えています。


前作は、プログレ的な要素が強かったのですが、今作は比較的、どの方にも受け入れられやすい曲構成になっていると思います。
FAYRAYは歌唱力も高いですが、詩の内容も好きです。
「聞いて 最近 涙もろくてさ あなたの 首や背中 見てると 泣けてきちゃう」
っていう歌詞の一部ですが、愛情を表現する仕方がちょっと普通の方と違っていて、それでいて共感できる部分が多くあるってのがFAYRAYの特徴です。
女性受けの方が強いかもですが、男性にももちろんおすすめできるCDとなっています。


冬にリリースされたので、やっぱり秋から冬に掛けて聴くとぴったり気持ちがはまってくるんですね。
寝る前もそうですが、しっとりしたい時、寂しさを感じた時、フト聴いてみたくなる、そんな一枚となっています。