マツオの音にあふれる日々

音楽にあふれる日々を記します

sleepy.ab/fractal

お久しぶりのブログです。

新型コロナウイルスの影響で今年のGWはどこにも行けず。

お篭り時間を使って、最近の音楽のこと言葉にできたらなと思い、パソコンを久々に開いてみました。

 

前回のブログで触れて、楽しみにしていたsleepy.abの新作アルバム「fractal」

ここ最近、Amazon echo ばかりで音楽を聴いていたのですが、久々にCDを買いました。

 

冬にsleepy.ab

最高の取り合わせだと私はいつも思っています。

しんしんと降る雪を窓越しに、BGMはsleepy.abをかけると、楽曲たちの輪郭がいっそう彩られる。

いつも思うのは、冬に最高の曲たちなのですが、制作時期は春とか夏ですよね?

冬をイメージして作っているわけではないと思うのですが、冬に聞くと、芯が温まるというか、冷たさや寒さではなく、北の大地にある、寒さの中の暖かさを、上手く表現されているなと、sleepy.abの楽曲を聴くといつも思います。

 

私はこのCDの中で圧倒的に心を奪われた楽曲が、3曲目の「サンクチュアリ

さかなになってを彷彿させる、海の中を漂っているような、不思議な山内さんのギターの演奏。

そこで、グッと心を掴まれました。

そうそう、sleepy.abは、成山さんの歌声もいいのですが、ライブで見てわかった、山内さんの奏でるギターから出てくる音たち。

さかなになってをライブで聴いた時、この音もギターから出してるの??という驚きがあって、それ以来、この音はパソコンから出している効果音なのか、ギターから出ている音なのかをライブでみるのが楽しみの一つだったりしたのです。

最初は、成山さんの歌声から気になったsleepy.abでしたが、今は、山内さんやひっくんの奏でる音にも興味が湧き、それが如実に現れている曲が、「サンクチュアリ」だと、私は思います。

今回、ライブもあり、当選していたのですが、コロナの影響で延期に。

上のような理由で、ライブで実際の演奏しているところを観るのが、とても楽しみだっただけに、残念でした。

ただ、延期とのアナウンスなので、いつか、この楽曲たちがどんなふうに出来たのか、どんなふうに演奏されているのか、ライブで体感できると信じ、それまでは、CDを聴きながら、想像を膨らませていようと思います。

 

今回のCD、どうも私は山内さんが手掛けている曲や、演奏に耳が反応してしまう傾向が強かったです。

サンクチュアリだったり、間で流れるインストの曲だったり。

成山さんの歌声もとても好きなのですが、この何年間の間、sleepy.abとして楽曲を世に出していない間の、山内さんの音作りの厚みが増した感が一番感じられて、それが良い影響、旨味を出していたなと思いました。

その点、成山さんは、その間も個人でたくさん活躍されていたので、変化というとちょっと薄い感じはしました。

でも、「アルファ」は3人の総合力が合わさってできた、一歩進んだsleepy.abの曲になったように思いました。

先行リリースされたのも、この曲だったというのは理解ができる。

「ホログラム」が最後なのも、なんかしっくりきました。

この後に、成山さんがおやすみなさいと言って、ライブを去っていく絵が思い浮かぶ。

 

サンクチュアリ」の完成度があまりに高すぎて、他の曲たちが霞んでしまったのが、私の正直な印象です。

収録曲が多いのは、嬉しいことではありますが、全体のバランスを見たときに、曲を削ることも、選択肢として選んでも良かったのかなと思いました。

サンクチュアリ」優先で行くとですけど。

 

サンクチュアリ」系が好きなファンと、そうじゃないファンがいると思いますが、私は圧倒的に、「サンクチュアリ」を奏でるsleepy.abの世界観が好き。

今後も、イメージに囚われないで、いろんな音を奏でて、音に対して挑戦し続けて欲しいと思いました。

一ファンの勝手な思いを綴っているだけなので、面白くない部分もあると思いますが、現時点での正直な感想を書き記しておきます。

今後、何かのきっかけで、また印象が変わることもあるでしょうし。

ライブ、いつになってもいいので、実現できることを祈って・・・。

 

FRACTAL

FRACTAL

  • アーティスト:SLEEPY.AB
  • 発売日: 2020/01/29
  • メディア: CD