マツオの音にあふれる日々

音楽にあふれる日々を記します

Gutevolk/グーテフォルクと流星群-tiny people singing over the rainbow-

グーテフォルクと流星群-tiny people singing over the rainbow-

グーテフォルクと流星群-tiny people singing over the rainbow-


まだまだ仕事を始めて暇を持て余していた頃、よくネットで音楽を探す旅に出ていました。
どんな方法かというと、自分の好みの人の名前をAmazonに入力して、その関連した商品からいろいろ飛んで見つけるという方法です。
何回も同じ人が出たら、それは求めている音楽に近いとして、今度は試聴を探します。
それで、気に入ったら、CDを購入っていう感じです。

そんな方法で、このCDも発見しました。
最初、畠山美由紀さんから検索していって、いろいろなところに飛んでも、Gutevolkがよく出てくるし、ジャケットとタイトルがすごくかわいくて気になったので、MySpaceで試聴しました。
で、すごく自分好みの音楽だったのです。
イメージとしては、童話、妖精、清らかなもの、青春、キラキラみたいな感じがあって、ふわふわしながらも、しっかりとした音構成なので、聴きあきない。
いままで、自分のCDのコレクションにはない新たな分野の開拓の一枚目になった本作です。
http://www.myspace.com/gutevolk


1曲目のキラキラした感じの前奏から、和音で入る低めの声。
いっきに、Gutevolkの世界に引き込まれます。
心がぽわーっとしてくる感じです。
キラキラだけだったら、くどいと思うんですけど、低い声と、しっかりベースの音がしていて、そこら辺が単純な音じゃなくGutevolkの世界なんだって思います。


2曲目は水をイメージします。
小雨の中、ちと切なくなるようなハードな感じ。
大人の世界Gutevolkへようこそというような、一気に深いところまで見せてくれる曲です。
2曲でキラキラだけじゃない、Gutevolkの奥深さが伝わってきます。
ちょっとこの曲聴くと、fayrayを連想するのは私だけでしょう。


3曲目、POPな感じ。
POPでかわいらしさが全面に出てきてます。


4曲目、少し民族的な楽器演奏でしょうか?
ダイナミックな感じがします。
シンバルがジャーンというからかな。


5曲目、記録音楽というのでしょうか、子供の声を8mmの音をバックに流すという手法を使っています。
最初、この8mmのチカチカっていう音が耳障りで、せっかくのいい流れが途切れてしまうとおもったのですが、何度も聴きこむうちにそういう思いは無くなりました。
むしろ子供に対する愛情みたいなものを効果的に表しているんではないかと思います。
チカチカのあとの音もとても優しいですよね。
包まれていたい音です。


6曲目は日本語曲。
日本語で歌っても、Gutevolkの持っている不思議さは変わらず、興ざめとかって心配はありません。
むしろ、日本語で歌うとより優しさが増す感じがします。
この人の持っている声のよさがよく伝わる1曲じゃないですかね。


7曲目はピコピコ。
ちょっと、近未来的な感じに仕上がっていると思います。
打ち込みの音とGutevolkのフワっとした声が、意外と合いますね。


8曲目、声を全面に押し出した曲です。
Gutevolkの不思議な声の魅力を思う存分味わえる曲です。
重なる声がとても幻想的。
でいて、崇高なわけではなく、かわいらしさを残しているんですね。
だから、身近な音楽と感じれるし、日常でも聴ける音楽になっていると思います。


9曲目、いままでの要素をうまく詰め込めた曲になっています。
音の深さ、声の質、どれをとってもオリジナルに溢れています。


10曲目は、普通の音楽と近い。
普通ってなんだって感じですが、いわいる一般のPOPに分類されるようなもの。
Gutevolkの曲のなかでも、受け入れられやすい曲に仕上がっていると思います。


全曲、ちょっとずつ感じたことを書いてきましたが、最初にドッカーンとGutevolkに引き込んだあとは、優しく音を奏で、人々を癒す、そんなアルバムになっています。
適度な生音と電子音がいいかんじのなか、ものすごく特徴的な声がかさなり、不思議の国へ連れて行かれるようです。
私は眠りずらいと感じた日はこれを聴くんです。
そうすると、ちゃんと寝ることができるんですね。
癒しだけでなく、音楽的にも面白いところが、このアルバムのいい点です。


このアルバムを聴いて、Gutevolkにハマり、もう一枚アルバムを購入しました。
suomi」です。
suomiはまた違ったコンセプトをもったアルバムなので、違うGutevolkを楽しむことができます。
いずれ、suomiも紹介したいと思います。